もえ(飲み会)仲間が集まって、町内の自然を守る活動をと始まった会は、すでに活動歴約30年。現在は10名の会員が地域のために汗を流しています。
 駅前を中心に、季節の花をプランターや花壇に植栽。「植えるのもたいへんだけど、その後の管理はもっとたいへん。夏場は軽トラックにタンクを積んで、毎日1時間半かけて水遣りします」と本薗さん。そこで鉢を深くしたり、ポンプを手づくりするなど工夫を凝らしています。「満開を迎えた花は、それはもう見事。手をかけた分だけ自然は応えてくれます」。
 毎年コツコツ続けてきた運動公園への桜の植栽は485本となり、植える場所がなくなるほどに。また、自然保護を訴える手づくり看板も町内50ヵ所に設置し、「この町にこの子が育つきれいな自然」など会員が考えた標語が町民の目に止まります。学校講演に呼ばれることも多く、本薗さんの子ども時代のエピソードを話すと子どもたちは興味津々。「昔は学校帰りに川で泳ぎ、ウナギやフナもたくさんいたというと、子どもたちは驚きます」。高齢の会員が多くなりましたが、次代を担う子どもたちに豊かな自然を残していくために、可能な限り活動を続ける意気込みです。

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